Photographer shorts / Resort shorts






"PRAY"と題して新しいラインナップを展開しています。主には60年代のヒッピームーブメントを冷めた目線で分析しながら、90年代後半から00年代初頭のUKストリートの空気感に思いを馳せる。現代との共通項を探しながら、いまどのようなスタンスで生活するか、ファッションを楽しむか、向き合ってみる。思いを馳せること、祈ること。



リゾートが似合う膝上のスラックスショーツと、ロマンを詰め込んだカーゴバミューダ。ミリタリーの香りをヒッピー的解釈で少しだけ思いを馳せる。無視できないことをせめて洋服として身にまとう。決してディストピア的にならず、真っ向から向き合う。シンジくんとミサトさん、ではないですが、精一杯向き合ってみる。


7月~9月はほぼ短パンしか履きません。10月はニットに短パンです。11月はコートに短パン、と言いたいくらい。なので、部屋の中は夏の短パン祭りみたいになっています。ラインナップの中から、志向の異なる2種類の短パンをご紹介します。


Photographer shorts by Tokyo Designer

90年代前後のUS BDU 6ポケットパンツをショーツにリメイク。フィルムポケットと中綿入りのフラップを付け足す。狭い面積に詰め込んだ大量のポケットが少しバカっぽい。ルブタンのディレクターになったジェイデン・スミスが大量のポケットがついたバッグを発表してましたが、それもバカっぽくてなんか良かった。コットン100%リップストップ。





ベージュとカーキの2色あります。これがフルレングスだとあまり面白みがないのですが、短パンの狭い面積に詰め込んでる感じがいいんですよ。フィルムポケットにはランダムにナンバリングされたフィルムケースをお付けしてお渡しします。

ミリタリーもののカーゴパンツ、頭悪そうに見えるので苦手ですが、これならおもちゃ感が出て楽しいので、履きたくなりました。

Resort shorts by Tokyo Tailor

打って変わって、そっけない短パン。2タックのショート丈トラウザー。60年代ごろ、旧ユーゴスラビア軍のスナイパー服に使われていたドットカモをサンプリング。ジグザグのカタカナみたいな柄が漫画みたいで可愛い。もう一つはUS NAVYのピクセルカモ。都市迷彩をリゾートの形へ。海パンみたいで可愛い。

迷彩をリゾートに履いていくという矛盾。緊張と緩和。僕はこれを履いてスーパーに買い出しに行きますが。








信頼しているテーラリングを得意とするデザイナー。この人の服はいつも少し物足りない。塩をかけたくなるような、余白があって、それが少しの心の余裕と豊かさをもたらしてくれる。あ、これくらいがいいんだって、肩肘張らずに着れる服。

家族や地元の友人、同業やファッション・ヴィクティム、飲食業や誰かのお父さん、誰にでもお勧めできる表情をしていながら、1%の緊張感がある。
服屋としてエッジィなヴィジョンを常に目指しているからこそ、こういう立ち位置の服をとても大事にしています。


生活を少し豊かにする服と、創造欲、想像力を掻き立てる服。

最近は生活に根ざした服屋という立ち位置と、新しい価値観を提供する創造意欲との間に揺らぎながら過ごしています。もしも服屋にミシュラン的な概念があったならば、果たしてNipは星をもらえるのでしょうか。


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